今回は、プライベートなことも、ビジネスでも共通して考えられるメンタルのお話。
『理解は許しに繋がる』ということをお伝えしたいと思います。
《目次》
「理解は許しに繋がる」とは?事例を見て考えてみよう
人に対してついついイライラしがちになってしまう、自分自身と対話したり、改善しようと努力はしているものの、やっぱり怒ってしまう、そんな悩みを抱えている方から相談を受けたので、一つの事例をご紹介してみました。
ある日、電車に乗ると、子どもを連れたお父さんがいて、その子どもが騒いでいました。それを見た時つい怒りの気持ちが出てしまい「静かにさせてください!」と言ってしまいました。
すると、そのお父さんが茫然とした表情で「あ、すみません・・・今、妻が亡くなったって連絡があって、どうしたらいいか分からなくて・・・」と言ったんです。
それを聞いた途端、そのお父さんへ怒りの気持ちはなくなり「そうだったんですか、知らずにごめんなさい」と伝えました。そして、その騒いでいる子どもに「こっちおいで!」と言って、お父さんと子どもが降りるまで面倒をみていました。
相手の状況を理解できていないと、ついつい自分のイライラや怒りの感情に任せて、発言したり行動したりしてしまいますよね。
でも、もし相手の状況、相手の気持ちを理解できたら、先ほどまで怒っていた気持ちが一瞬にして違う気持ちに変わる。
だからもし、イライラや怒りの感情が出てきたら、それをぶつける前に、その人のことを理解してみる、きっと何か理由があるはずです。逆も同じで、誰かに怒っている人、いつもイライラしてる人がいたら、その人のことを理解しようとしてみましょう。理解は許しに繋がる。
ビジネス・お客様相手にも同じことが言える
プライベートな状況以外でも、ビジネスの場面や、お客様との関係性でも同じことが言えますよね。
- 相手の対応が悪くてつい怒ってしまった
- お客様の態度が酷くてイライラしてしまった
- なんでこの人はこんなにいつもイライラしてるんだろう?
イライラや怒りの気持ち自体は悪いことではありませんが、イライラする方もされる方も決していい気分はしないよね。
『自分の機嫌は自分でとる』がモットーの伊藤恵子は、この「理解は許しに繋がる」の考え方を取り入れることで、一歩引いて、相手のことを理解してみよう〜、と冷静に状況を見れるようになりました。
ビジネスメンタルの参考にしてみてね♪
私自身、幼少期に引きこもって話ができなくなってしまった過去があります。
人も好きじゃなくて人がたくさんいると黙ってしまう…
何をしゃべっていいかわからない…
本当に心を開いた相手にしかしゃべることができない
学校の行事や会社員時代のコミュニケーションも辛くてしょうがなかったんです。
会社員時代に研修担当になった時も、上手く話ができずに、みんなの前で堂々と話せる人が羨ましかったです。
先輩が辞めてから自分がやらなきゃいけなくなって、研修で講師をした時も、努力したけど上手くできずに怖くて今すぐ逃げ出したいと思ったことや、セミナーや講習などで低い評価をつけられて落ち込むことも多々ありました。
そんな苦しい時代もありながら、少しずつビジネスマインドやマナーの研修を受けたり、資格を取ったり、自分なりに努力した結果、研修の最後には拍手をもらえるほどに成長できたと思います。