
個別相談や説明会など、商品・サービスのクロージングをしようとしている時に、相手から「考えます」という言葉が出てきたら、あなたはどんなことを想像しますか?
「考えます」=断り文句だと思ってしまっていませんか?
今回のビジネスメンタルの記事では、「考えます」という言葉を一例に挙げながら、「先入観」や「決めつけ」をせずに、相手と向き合うことの大切さをお伝えします。
「考えます」と言われた後、どんな反応をしていますか?
「考えます」や「検討します」といった言葉は
実際に断り文句に使われることも多いですよね。
だから「考えます」と言われたら
その時点で諦めてしまう人も
多いのではないかと思います。
でも、そこでダメだと決めつけた上で
その後の反応や対応をするのは
よくありません。
答えはお客様が持っている
私のお客様の一人の実際の経験談なのですが
「考えます」と言われて
断られたと思って最初は落ち込んだけど
「今、どんなお考えがありますか?」と
純粋な気持ちで相手に尋ねてみたそうです。
そうしたら
「支払い方法について考えていました。」
という返答が。
よくよく話を聞いていったら
カードか振り込みか、一括か分割かなどを
考えていただけだったそうです。
その後、話は前向きに進み
結果的に、カード一括決済で
成約となりました。
このように、
「考えます」=断り文句という先入観によって
自分で勝手に決めつけるのではなく
純粋に相手の言葉の真意に
耳を傾けるというのは非常に大切。
これは「考えます」という言葉だけでなく
相手が発する全ての言葉に対して言えることです。
言葉の真意の答えを持っているのは、相手。お客様です。
だからこそ、お客様の話を
正しく理解できるように
しっかり耳を傾けましょう。
そして、もし
「考えます」と言われたとしても
「今、どんなお考えがありますか?」
「何か(考えるほど)気になることはありますか?」
「何か(考えるほど)ご不明な点はありますか?」
などなど
相手にとって負担にならないような言葉で
言葉の真意を聞いてみましょう。