クロージングで断られたら、どんな気持ちになりますか?
断った相手に、どんな言葉をかけますか?
今回は、ビジネスメンタルが試されるクロージングの場面での、考え方や立ち振る舞い方についての成功事例をご紹介したいと思います。
《目次》
成約したのに次の日に断られたら・・・どうする?
私のお客様の起業家さんで、成約したのに、その次の日に断られてしまったという人がいました。
普通だったら、考え直してもらえるように、電話してみたり、「Zoomで面談しましょう!」と連絡をとったりするかもしれません。
でも、この人は違いました。
自分のためじゃなくて相手のために
「本当に諦めていいの?」
って一言だけ、心から聞いたそうです。
自分の過去の経験から出てきた、素直な言葉
この起業家の方は子供のころから足が悪くて、上手に歩けませんでした。
40代になってから手術をしたけど、それでもダメだった。
だけどあきらめないで、いろんな方法を試していったら、歩けるようになったそうです。
その時に、身体面だけでなく、メンタルの大事さも実感したそうです。
今はオンラインで、自分の状態がよくなったセルフケアなども教えています。
そんな自身の経験から
「昔の自分を見ているようだった。本当に諦めていいの?」
そう心から思って、最後にもう1度聞いてみたかったそうです。
「どうしてやりたいと思ったの?」
「このまま変わらなくいいの?」
決して相手を責めるわけではなく、自分の売上を上げるために、自分のために聞いている言葉でもなく、心から相手のためを思って出た言葉でした。
その結果、相手の口から「やっぱりやります」という言葉をいただき、成約完了となりました。
自分のためじゃなくて相手のためのクロージング
自分のためじゃなくて、相手のお役に立つというマインドが大切。
言われてみれば当たり前だし、ビジネスの基本だけど、クロージングってなると、どうしても起業家さんもお客様もストレスがかかっちゃうんですよね。
だからこそ、ビジネスメンタルの強化が大切。
クロージングが上手くいかないとき、諦めるというのは、売ることを諦めるのではなく、相手の人生・相手の夢を諦めてしまうことでもあります。
夢を叶えるために、サポートをお願いしよう、と決めることを諦めてしまう人が残念ながら9割。
もちろん決めるのは相手ですから、無理強いは絶対にダメですが、起業家さんが自分自身のメンタルとエネルギーを整えておくことで、相手の気持ちを動かすことは十分にできます。
夢ややりたいことがあるのに、お金、時間がないと諦める人が9割、98%。
どっちに転ぶか分からない人、人生の岐路に立っている人を、実現できる方の手助けをしてあげられることが、営業・セールスの本当の意義であり価値。
そして、相手の心を動かせるのは自分自身のメンタルとエネルギー。
ビジネスメンタルをしっかりと整えていきましょう!
私自身、幼少期に引きこもって話ができなくなってしまった過去があります。
人も好きじゃなくて人がたくさんいると黙ってしまう…
何をしゃべっていいかわからない…
本当に心を開いた相手にしかしゃべることができない
学校の行事や会社員時代のコミュニケーションも辛くてしょうがなかったんです。
会社員時代に研修担当になった時も、上手く話ができずに、みんなの前で堂々と話せる人が羨ましかったです。
先輩が辞めてから自分がやらなきゃいけなくなって、研修で講師をした時も、努力したけど上手くできずに怖くて今すぐ逃げ出したいと思ったことや、セミナーや講習などで低い評価をつけられて落ち込むことも多々ありました。
そんな苦しい時代もありながら、少しずつビジネスマインドやマナーの研修を受けたり、資格を取ったり、自分なりに努力した結果、研修の最後には拍手をもらえるほどに成長できたと思います。