私たちが恐れているのは心の中のイメージ
今回も「ビジネスはメンタルが9割」シリーズの
事例の一つをご紹介したいと思います。
子供の頃にお父さんが怖かった・・
という方がよくいらっしゃいます
いまだにお父さんが大嫌い、苦手
という方もいらっしゃいますが
乗り越えた方の事例です。
《目次》
子供の頃お父さんが厳しくてとてもこわかった
50代男性のお話です。
子供の頃お父さんが厳しくて
とてもこわかったそうです。
なぐられる
たたかれる
正座させられて
片手をぐーにして
その手の上にお灸(いぐさ)をおいて
お灸が終わるまで
何時間も正座をされられたそうです。
いぐさのお灸・・・
想像できませんが
ものすごい熱いそうです。
いまだに火傷のあとがあるとか・・
こわいですよね・・
家族とのトラウマが仕事にも影響・・・
「ずっとおやじが大嫌いだった」
いまだにその時のことがあって
彼は仕事でもトラウマがあるそうです。
仕事でも
怒鳴られたりするのがこわいそうです。
大声とか
どなられるとびっくりするそうです。
幼少期のトラウマは
時間が経ってもなかなか消えず
大人になってからの
思考や行動にも
大きく影響しているんですよね。
彼とお父さんの関係性が変わったきっかけ
彼が25歳の時
「お父さんが大嫌い」から
変わったきっかけがありました。
それは結婚して子供ができたこと。
自分に子供ができて
初めておやじの気持ちがわかったおやじも俺のことが怖かったんだ
子育てをどうやったらいいか
わからなかったんだわざと強がって
父親の威厳
おやじもどうしていいか
わからなくて怖かったんだ・・自分が親になって初めて
親のありがたみがわかった
そして、昔、
たたかれたりなぐられたりしたけど
今は
孫ができて、
とてもかわいがってくれる
そんなお父さんを見て
今は許してあげようと
思っているそうです。
もし、子供ができていなかったら
いまだに、お父さんとの関係は
悪いままだったかもしれない。
親になって、気付けたことで変われた気持ち
自分が親になり成長したこと。
そして、相手を思いやれる
気持ちが持てたこと。
感謝の気持ちがもてたこと。
この世に生を受けられたこと。
平凡でも幸せに暮らせていること。
忘れていたけど、父と母のおかげ。
もっと前の祖母・祖父のおかげ。
恐れていたお父さんへの心の中のイメージが
ポジティブなイメージに変わった瞬間、
彼の考えや気持ちも
驚くほど変化したのです。
だから
私たちが恐れているのは心の中のイメージ
たくさんの人のおかげで
今の自分がいることを思いだし
愛と感謝から始めてみよう♪
私自身、幼少期に引きこもって話ができなくなってしまった過去があります。
人も好きじゃなくて人がたくさんいると黙ってしまう…
何をしゃべっていいかわからない…
本当に心を開いた相手にしかしゃべることができない
学校の行事や会社員時代のコミュニケーションも辛くてしょうがなかったんです。
会社員時代に研修担当になった時も、上手く話ができずに、みんなの前で堂々と話せる人が羨ましかったです。
先輩が辞めてから自分がやらなきゃいけなくなって、研修で講師をした時も、努力したけど上手くできずに怖くて今すぐ逃げ出したいと思ったことや、セミナーや講習などで低い評価をつけられて落ち込むことも多々ありました。
そんな苦しい時代もありながら、少しずつビジネスマインドやマナーの研修を受けたり、資格を取ったり、自分なりに努力した結果、研修の最後には拍手をもらえるほどに成長できたと思います。